くっ苦しくて切ないぞ!
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/11
- メディア: コミック
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まあ、山場は沢山あったわけだし、わかれ道も沢山ありました。
のだめを読んでいてすごいなあと思うところは、登場人物たちがどういう人生の選択をしていくか、(背景や、運や、才能を含めて)なかなか予測がつかないところです。千秋がよく、のだめが追いかけても追いかけてもどこにいるのかつかめない(のだめ→千秋しかり)との表現をしますが、読者にとってもそんな作品。
改めて二宮さんのすごさを感じています。
人生には本当に分かれ道が沢山あって、選んだ瞬間に方向性が全く変わっていくこともあります。それが良いか悪いかが全く明らかではない。特に音楽や芸術家など、数奇な運命をたどってすごい作品を残して行っている人達って、その選択があったから、その作品が残るわけで、ちょっと違っていたら全く違う作品があるかもしれないし、作品自体ももしかしたらないかもしれない。
なんか、感動させられるものに出会うと、それが出来上がるまでにたどってきた運命と、過程に感謝したくなるのです。
おおげさではないと思う。
なんか、のだめトークできなかったけど、うーん、のだめ!なんかすごく分かれ道(それも重要な)入口に立ってます!
のほほんとしている自分に焦る。この漫画はいつもそういう気持ちにさせてくれる。恐れオオながら…。