くっ苦しくて切ないぞ!

のだめカンタービレ(21) (KC KISS)

のだめカンタービレ(21) (KC KISS)

新刊発見してしまった…。今巻もすごいことになっています…、というかかなりの山場を迎えています。
まあ、山場は沢山あったわけだし、わかれ道も沢山ありました。
のだめを読んでいてすごいなあと思うところは、登場人物たちがどういう人生の選択をしていくか、(背景や、運や、才能を含めて)なかなか予測がつかないところです。千秋がよく、のだめが追いかけても追いかけてもどこにいるのかつかめない(のだめ→千秋しかり)との表現をしますが、読者にとってもそんな作品。
改めて二宮さんのすごさを感じています。

人生には本当に分かれ道が沢山あって、選んだ瞬間に方向性が全く変わっていくこともあります。それが良いか悪いかが全く明らかではない。特に音楽や芸術家など、数奇な運命をたどってすごい作品を残して行っている人達って、その選択があったから、その作品が残るわけで、ちょっと違っていたら全く違う作品があるかもしれないし、作品自体ももしかしたらないかもしれない。

なんか、感動させられるものに出会うと、それが出来上がるまでにたどってきた運命と、過程に感謝したくなるのです。

おおげさではないと思う。


なんか、のだめトークできなかったけど、うーん、のだめ!なんかすごく分かれ道(それも重要な)入口に立ってます!

のほほんとしている自分に焦る。この漫画はいつもそういう気持ちにさせてくれる。恐れオオながら…。