チェーザレ関連

バビロンまで何マイル? (白泉社文庫)

バビロンまで何マイル? (白泉社文庫)

テンションは違えども、チェーザレ・ボルジアが出てくるストーリー。川原節が光ります。
川原さんのチョイスのセンスはいつも脱帽します。なぜこの流れで、このテンションでチェーザレを思いつくか。
好きです。

幼なじみの月森仁希と真船友理は、幼い頃助けた変なおじいさんから、お礼として指輪をもらう。それは、あらゆる動物や植物の話を理解することができる「ソロモンの指輪」の改訂版であり、いつの時代、どこの国の言葉でも理解できるようになるという魔法の指輪だった。さらに指輪にはタイムスリップができると言う機能がついていたが、それは完全にアトランダムであり、いつどこで発動するか、どの時代に飛ばされるか、いつ戻って来られるかは、本人にもわからないというとんでもない代物だった。

それにより二人は様々な時代へ飛ばされ、そこで起こる事件の目撃者となる…。

後半はチェーザレ・ボルジアの生き様を描く歴史漫画になる。内容はほぼ塩野七生の『チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷』をなぞる形になっている。

と、日本の女子高生が、ルネサンス期のイタリアに飛ばされてチェーザレに会うというストーリーです。

また読みたくなった。